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2006年 02月 09日
Digit Cafe 深町純/和田アキラ
Digit Cafe  深町純/和田アキラ_b0049684_11462975.gif2005年12月発売、深町純(キーボード/プログラミング)、和田アキラ(ギター)の2人で作り上げた作品、「Digit Cafe
あえて言えば1983年のアルバム「Daisy Chain」の延長のような作品である。
2人はデュオでの演奏活動を始めてから20年以上になる。 その間のライブは不定期で間隔が結構空いてはいるが現在も続いている。 和田アキラは深町純のアルバムにもずいぶんと参加している。 しかし2人だけの録音作品と言うのは今回が初めてと言う。

以前の作品Daisy Chainではキーボード、ギターのほかにドラム(山木秀夫)、ベース(富倉 安生)も参加した。 (この4人はまるっきりKeepのメンバー)。 Digit Cafeは2人だけとはいえなんとなくDaisy Chainに似ている。 どちらも自主制作的なこじんまりした雰囲気の作品。(実際自主制作かな)
和田アキラのギターはあいかわらず突っ走っているし、深町純のキーボードもいつものメロディライン。
深町純、昔取った杵柄か歌まで披露している。 彼のデビューアルバムは実はシンガーソングライターとしてのアルバムなのである。 タイトル「ある若者の肖像」。 持ってないけど。

そんなこんなで新しいスタイルにはなっていない。 悪く言えば進歩が無いのだが、しかし進歩って何だ。
同じ事を続けて悪いことなど無い。 好きなことをひたすらやるのもこれまた精進。 (何書いてるんだかよく分からんが)

演奏、編集、録音の全てを2人だけでこなしたという。 音質は可も無く不可もなく。
ギター、ピアノの早弾きユニゾンの部分でちょっと美しくない音になっているのが残念。 だけどこれは録音云々よりもユニゾンがきれいに決まってない。 演奏あるいは編集の問題か。
みんな新しい曲だけど懐かしい音色、メロディ、リズムが盛りだくさん。
何度もこのCDを聴いていると味わいが出てくる。

とにかく深町純の独特のシンセサイザーサウンドをまた聴くことが出来るのがうれしい。

発売元がNextecという。 なんかリサイクルショップなのか、何やる会社なのかよく分からない実にあやしい雰囲気。 なんでそこからCD発売なんだろうか。
普段から立ち居振舞いがあやしい深町純らしいといえば彼らしいか。

深町純あるいは和田アキラのファンなら絶対買い。 そうじゃなくても日本のフュージョンに興味あるなら買わねばなるまい。
今買っておかないといつ廃盤になるか分からない。

by shuntachi001 | 2006-02-09 11:36 | 音楽


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