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2004年 11月 18日
Star Trek
テレビで最初に観たのはいつごろだろう。 ずいぶん昔、30年位前か。
何度も再放送されてるから正確には覚えていない。
邦題は「宇宙大作戦」だった。
SF好きにはたまらない番組であった。 「Twilight Zone」とか「Outer Limits」とかあったけどやっぱりStar Trekに止めを刺す。 その後Star Trekシリーズもいろいろ作られたがかろうじて「The Next Generations」がオリジナルの雰囲気をとどめている。 でもやっぱりオリジナルだ。
カーク船長(Captain Kirk)、Mr. スポック(Mr. Spock)、Dr. マッコイ(Dr. McCoy)、それにScotty、Suluなどなど。 1時間枠に収めるために無理やりなまとめ方をしている回もあるが、放送回数が多いので似たような話もあるが、 当時の世情を風刺したエピソードもたくさんある。
こんなにすばらしい出来の作品を60年代に作ったなんて。 すごいよ。

思えば日本の特撮もアメリカのTVシリーズの真似から入った。 ウルトラQなんてまんまTwilight Zoneの乗りを真似しようとしている。 しようとして見事に失敗している。 ウルトラQは大好きな番組だったけど30分番組じゃろくな話は作れない。 話が作れないからか、あるいは単にそっちのほうが人気があったからかだんだん怪獣が(それもでっかいの)出てくるようになった。 ウルトラマンなんかでっかい怪獣とでっかいウルトラマンの戦いがメインで話は後からくっついてくる。

話がそれてきたから軌道修正して(閑話休題)
それにしてもStar Trek、登場人物が魅力的だ。
カーク船長、船長というよりは艦長というべきだろうが、もっとも人間らしい人間。 艦長のくせに感情剥き出しにしたり、しょっちゅう女性といちゃついてる。 当然失敗もする。 だからこそすばらしい。 現実味がある。
Mr. スポック、何も言うことは無いほどよく知られている。 論理を重んじ自分に感情があることを認めない。 しかしいくつかのエピソードで感情がむき出す場面がある。 完璧に見えるスポックも特に母親が人間だということで自分の中にある感情をコントロールするためにかなり努力をしていることが伺える。 "人間的"魅力にあふれた人物だ。

作られた年代が古いから女性の扱いが古めかしいのはご愛嬌。

Star Trek_b0049684_8555761.jpg
今までDVDはばら売りしかされていなかった。
全部で40巻。 こりゃ手が出せない。
しかし待った待った甲斐があった。 ついにBox化された。
ドキュメンタリーを観て感心したのが低予算で毎回苦労して作られていたことや、 あるエピソード(題名失念)では本放送開始前に撮影したパイロットフィルムをうまく組み合わせて前後編2本分作ってしまったことなど。
たいしたもんだが、それ以上にすごいのはパイロットフィルムでも本放送に使える質を持っていたということ。
記憶の中では最後にカーク、スポック、マッコイ等が軽い冗談的な会話をして落ちにするエピソードが結構あった。
第1シーズンではそのようなエピソードはあまり無い(と思う)が第2シーズンになってはっきりと出てくるようになった(ように思う)。 第1シーズンで人気を獲得し、第2シーズンでスタイルが明確になったのかな。

DVDになって画質のクリアさに驚かされた。 きれいだ。 さらに面白いのは女性のアップのときには必ず紗がかかる。 昔の映画の手法そのままだ。
男女順番にアップで写るときなんかクリア、紗、クリア、紗。 今となっては、やっぱ変だよな。

by shuntachi001 | 2004-11-18 08:26 | 映画、TV


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